多くの方に健康な歯を!!
お年寄りやお身体の不自由な方も安心してご来院下さい。
治療の内容にもよりますが、車いすに乗ったままでも治療が出来ます。患者さんに優しい歯科医院を目指しています。
歯周病治療
歯周病とは、歯を支える骨や歯茎(歯周組織)が病気になっていくことをいいます。歯周病は人類史上最大の感染症でありいまだに現代人を悩ます厄介な病気です。
小児歯科フッ素塗布
お子さんの歯、歯肉、歯並び等に不安を持たれている方は多いと思います。当院では保護者の方にご相談させていただきながらお子さんの治療を進めさせていただきます。
むし歯予防のためにフッ素塗布を行っています。がんばったお子さんには当院よりプレゼントをご用意しています。
親知らず(智歯)
顎が十分に発達していれば、親知らずは正常に萌出し食物を噛むことができます。顎の発育が不十分だと親知らずが萌出するスペースがなく骨内に埋伏してしまうことが多くみられます。埋伏した親知らずはさまざまな障害をもたらします。
- 周囲の歯肉が炎症を起こす。
- 第2大臼歯がむし歯になる。
- 周囲の骨が炎症をおこす。
- のう胞を形成して骨を破壊する
- 他の歯を押し出して歯並びを悪くする。
- 下あご角部の骨折を起こしやすい など様々です。
基本的には当院で抜歯しますが、根の先が下歯槽神経と近接している場合やあまりにも深い位置にある場合は病院でCT撮影をしてもらい抜歯する必要があります。
顎関節症
口が開けにくくなった、顎の周囲が痛い、カクカク音が鳴るといった症状で、様々なタイプを合わせて顎関節症と呼んでいます。この症状でお悩みの方はまずお話しを聞かせてください。きちんと診断すればそれほど難しい病気ではありません。ほとんどの場合、手術しなくても治ります。
かみ合わせの治療や矯正なしで治るケースも多く、明らかに悪いのは食いしばり。ストレスのせいか、寝ている間に歯を食いしばる人が多く、日中でも無意識に咬みしめるくせのある人がいます。長時間のパソコン操作も要注意です。
5つのタイプ
Ⅰ型は、あごを動かす筋肉がこって痛むタイプ。頭や首、肩まで痛むことがあります。
Ⅱ型は、関節の外側のじん帯などが傷ついているタイプ。
Ⅲ型は、下あごの骨に帽子のようにかぶさり、クッションの役目をしている「関節円板の障害」
円板が正常な位置より前へずれると、口を開くたびに上下の骨の間にはまり込むため、ひっかかったり、音が鳴ったりします(クリック)。症状が進むと円板は骨の間に入らず、口が開きにくくなります。(ロック)。
Ⅳ型は、骨の癒着や変形が起きています。ロック状態が長引いて癒着することもあります。
Ⅴ型は、それ以外。検査しても異常が見つからず、心理的原因と思われる例が多いといわれます。
診断では痛み、動きの異常、雑音などを診ます。口の開けにくさは、指が縦に3本入るかどうかが一つの目安になります。関節円板の状態を調べるにはMRIによる画像診断が重要です。筋肉の痛みが原因なら、消炎鎮痛剤や筋肉を緩める薬やマッサージを行います。円板やじん帯の障害にはマウスピースのようなプレート(スプリントとも呼ぶ)を歯にはめる方法がよく用いられます。関節にかかる負担を減らすのが目的で、3カ月程度で外します。その他に関節・頬周辺が痛む場合は歯周炎、智歯周囲炎(親知らず)等も考えられます。
費用がかからず効果が高いのは患者さん自身でできる生活習慣の改善です。どんどん悪化することはまれで、円板の障害でもプレートなしで治る人も多いし、音だけなら治療は特に不要。歯を食いしばらず、あごを酷使せず、痛むときは安静にすることが大切です。
口臭
口臭の原因物質は口腔細菌が産生
口臭のほとんどの原因物質(口臭成分)は口腔細菌が産生します。
私たちが毎日摂取する食物や、口腔組織、プラーク細菌などのたんぱく質や炭水化物を、舌苔や歯周ポケットにいる細菌が取り込みます。
そして、それらを代謝、分解する際に細菌の排泄物として口臭成分(揮発性硫黄化合物、主にメチルメルカプタン)が発生します。特にP.g.菌は強い口臭成分を大量に産生します。
口臭成分は揮発性硫黄化合物
- 生理的口臭
硫化水素:卵が腐った臭い - 歯周病由来
メチルメルカプタン:野菜が腐った臭い - 全身疾患由来
ジメチルサルファイド:生ゴミの臭い
生理的口臭の原因は舌苔
舌苔は舌の奥のほうに付着する白~薄茶色の細菌塊です。舌背面は多量の細菌が生息できる広さがあるだけではなく、1日3度の食事によって多種類かつ多量の栄養源が供給されます。
舌背面は呼吸のたびに外気にさらされますから、多くの臭気が口腔外へ放出されます。舌苔を増加させる因子が何であるかははっきりとはしていませんが、加齢とともに唾液分泌量が減少することが原因の1つです。
舌清掃でよみがえる味覚
生理的口臭への対応は舌ブラシで舌磨きすることです。 |
舌表面には食べ物の味が感じる受容体(味蕾)が存在します。舌苔が味蕾を覆っていると、味覚が十分に働きません。
舌表面は柔らかくとても傷つきやすいので磨きすぎないように注意しましょう。
舌苔が減少して茶色っぽい色が薄まれば十分です。
口内炎
レーザー治療
当院ではCO2レーザーを導入しています。
このレーザーは舌や頬粘膜に出来た小さい腫瘤を切除することを得意とします。出血を最小限に抑えながら効率よく短時間で手術を終えることが可能です。
また、処置後の出血や疼痛が少なくすぐに食事がとれること、傷口の早く治ろうとする力(自己修復能力)を強くする作用があるため、治癒の促進を期待できます。
その他に主に次のような治療に用います。
- 口内炎
- 知覚過敏症
- 歯茎のメラミン色素沈着(保険適用外)
舌繊維種 | |||||||||||
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頬粘膜繊維種 | |||||||||||
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メラニン色素沈着 | |||||||||||
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TCH
上下の歯、無意識に接触させる癖ありませんか?
歯が長時間触れていると、顎の関節や歯に負担がかかり、かみ合わせの違和感や入れ歯の不調につながることがあります。
東京医科歯科大学の木野孔司准教授によると、通常は口を閉じていても、上下の歯は接触しておらず、わずかな隙間があるという。顎が痛い、開かないといった顎関節症の患者約500人を木野さんらが調べると、約8割に、歯を接触させている共通の癖が見つかった。ぐっと歯をくいしばっても、あごなどに負担がかかるが、長くは続かない。一方、軽い接触は長時間化しやすく、問題はより深刻化しやすい。こうした癖を「TCH」(Tooth contacting Habit)と名付けられた。
TCHがあると、口の周囲の筋肉が緊張を続け、関節に力が加わり続ける。歯や歯肉にも影響が出る。通常は、疲れを感じた脳が「歯を離せ」と命令を出すのだが、TCHの人はこの命令を抑え込んでしまい、脳が命令を出さなくなってしまう。
癖があるかどうかは、いすに腰掛け背筋を伸ばし、目と口を閉じた状態でチェックします。上下の歯を離そうとして口が開くか、上下の歯を離した状態にして違和感があるかが主な方法です。
不調を感じ、TCHの改善をはかるにはまず、歯の接触は体に良くないことを自覚しましょう。「歯を離す」と気付かせてくれる文字や絵をかいた紙を10カ所以上に貼りましょう。紙を見たら力を抜く。これを繰り返すと次第に上下の歯を離すまでの時間が短くなり、触れると同時に離れるようになります。コツをつかめば、約3カ月で条件反射が戻り、治る人が多いようです。不安やストレスが高まると、顔の周りの筋肉も緊張し、TCHに繋がります。腹式呼吸やウオーキングでリラックスすると、さらに効果的です。
知覚過敏
冷たいお水を飲んだ時、ブラッシングや強いかみしめ等で歯がくさび状に削れたり、歯肉が下がった場合に神経が過敏になりやすいです。その他に歯が破折している時もしみることがあります。基本的には知覚過敏のお薬を塗り込んだり、つめ物をします。
また、歯肉炎からしみるという症状が現れる場合があります。その場合は炎症を抑えるようブラッシング指導を行います。その他には、神経を鎮静し知覚過敏を抑制する効果のあるCO2レーザーを使用する時もあります。
マウスピース
歯ぎしりや顎関節症状がある時やスポーツ用(歯の外傷予防)などの各種マウスピース(マウスガード・スプリント)を作成します。
かぶせもの・つめもの
残念ながらむし歯が進行してしまい大きくなると、型取りをして出来上がってきたものを装着しなくてはいけないケースが出てきます。
この型取りには非常に寸法精度・安定性に優れているシリコン印象剤という材料を使用しています。かぶせもの、つめものは見た目も大切です。白いかぶせもの・つめものをご希望の方はお気軽にご相談下さい。
入れ歯
かぶせものの型取りと同様に、型取りにはシリコン印象剤という寸法精度に優れている材料を使用しています。しかし、入れ歯はどれだけ精密に型が取れても粘膜の厚みが個々によって一定ではないため、場合によっては何度も調整を行わないと自分の体の一部分となりません。当院では少しでも受診回数を減らし、早期に患者さんが痛みから解放されるような治療を致します。
ノンクラスプデンチャ-(バネなし入れ歯)や金属床をご希望の方はお気軽にご相談下さい。
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歯の外傷
歯の外傷(歯牙の脱臼、破折)治療については出来るだけ歯や神経を保存し、再植、整復、暫間固定等を迅速に処置します。
麻酔
自動で注射液が一定速度でゆっくりと注入されるため痛みが少なく行えます。可能な限り無痛治療を心がけています。 |
専門医のご紹介
難易度の高い口腔外科処置、インプラント、矯正等は経験豊富な専門医をご紹介させていただきます。
口腔がん
口の中にも「悪性腫瘍(がん)」ができます。口の中は胃や肺と違って直接見る事ができるので、「口腔がん」は検診によって比較的発見されやすく、初期の段階で発見できれば、早期治療により治癒率も高くなります。口の中の気になることは、2週間以上は放っておかないで早めに医療機関にご相談下さい。
口腔がんのQ&A
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口腔がん 要注意チェックリスト!!
口の中の粘膜が白くなっていたり、赤くなっていたりする部分がある | |
口の中に「しこり」や「腫れ」など肥大した部分がある | |
口内炎が2週間経っても治らない部分がある | |
口の中から出血が続いている | |
合わない入れ歯を無理して使っていて違和感がある | |
抜歯後なかなか治らない状態が続いている | |
頬や舌が動かしづらかったりしてしゃべりにくい | |
口の中に痛い部分がある | |
首の周りのリンパ節が腫れている | |
長い間片方だけの鼻づまりがある |